高齢者が元気でいるための秘訣は「水分・食事・排せつ・運動」の四つです。日常生活の中でしっかり水を飲み、食事をして便秘にならないようにし、軽い運動もしましょう。
私は講演の最後に、「みず・くう・くそ・うんどう」と参加者の皆さんと唱和しています。
今回は、食べやすさを追求した茶わんを紹介します。丈夫で軽くて美しい磁器製です。おわんの内側は朱色に近い赤で塗られていて、御飯がくっつきにくいです。このため、洗うときは汚れが落ちやすいです。
茶わんの内側が白っぽいと認知症の人はご飯粒を認識できず、食べるのをやめてしますことがあります。この茶わんのように赤いとご飯粒がよく見え、「ご飯が残っている」と分かりやすいのです。また、赤は食欲をそそる色でもあります。
軽めで、強さは通常の磁器の約3倍です。大学とメーカーの共同研究から生まれた茶わんです。視力が弱い人にもお勧めです。
素材は軽量強化磁器。直径
11.5cm、高さ6cm、重さ150g、1400円(税別)。(岡田しげひこ・理学療法士)
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