自宅で暮らす65歳以上の高齢者の30%前後は、1年に1度は転倒事故を経験しているとされています。特に転倒する可能性が高いのは、めまい、歩行不安定、バランス障害、記憶あるいは判断障害、筋力低下、まひがある方だそうです。
しかし、転倒によるけがを恐れるあまり、「閉じこもり」になるのは望ましくありません。いろいろな対策をして、外出できるようにしましょう。今回は、頭部をしっかり守ってくれるうえ、散歩や買い物などの日常生活で違和感なく使える帽子を紹介します。
この製品は、道路交通機関と福祉用具メーカーが共同開発したものです。硬いものなどにぶつかった衝撃をやわらげる緩衝材には、衝撃吸収力が高く、かつ、通気性や柔軟性に富むポリエチレンビーズが使われています。
頭の周囲すべてをカバーするように緩衝材が入っていますが、内側から取り出すことも可能な作りになっています。
表地はスエード調のポリエステル、裏地は暖かみのあるフリースです。サイズはフリーサイズ(55〜58cm)で、後ろのリボンで多少のサイズ調整ができます。
色はベージュ、ブラウン、ブラックの3種。定価7,140円。(岡田しげひこ・理学療法士)
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