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らくらく靴べら 座ったままで「すっぽり」

 

 

 北海道でも、のびのびと体を動かしたくなる季節になってきました。ウォーキングの準備はされていますか?
 気候が良いからといって、いきなりきつい運動は、筋肉痛や故障を起こしやすくなります。十分に足腰のストレッチをし、まずはお散歩気分で短い距離から、ゆっくり歩き始めてください。そして、足に合った靴を履いてください。冬場も運動を続けてきた方は、距離を延ばしたり、歩行速度を速めたりして、調子を上げていきましょう。
 今回紹介するのは、日本リハビリテーション工学協会主催の福祉機器コンテストで最優秀賞になった新発想の靴べらです。どこが新しいかというと、普通の靴べらは、立って靴に足を入れてから靴べらを差し込んで抜きますよね。ところがこの靴べらは、先に、靴のかかとに挟み込んでから、足を入れるという使い方なので、かがんで体をひねって無理な姿勢をとらなくても、簡単に靴を履けます。履いた後は、靴べらを抜き取ります。
 床や台に座ったままで、あるいは車いすの上で靴を履く方にも、楽にすっぽり靴が履けます。立ったまま靴べらを引き抜くのが苦手な方は、靴べらに長めのひもを付けておいて、ひもの先を片手に持って靴を履けば、かがまずにひもを引くだけで抜き取れます。
 本体の素材は、ポリカーボネート。色は、黒、黄緑、ピンクの3色。重さは22cと軽量です。
 定価は1個1000円(税別)。(岡田しげひこ・理学療法士)

 
 

 

 

 

 

 

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